日本人のマネーリテラシー向上メディア
  • HOME
  • >
  • マネーリテラシー
  • >
  • アセットアロケーションとは?配分のおすすめはある?
  • アセットアロケーションとは?配分のおすすめはある?

    2018/12/22  マネーリテラシー

    投資を始めるときに、やみくもに好きな銘柄に投資しようと考えてはいないでしょうか?でも、その結果自分の予想以上に損してしまうことも考えられます。投資する前に重要なのは「何に、どれくらいの資金を、どれくらいの期間で」投資するかを考えることではないでしょうか。ここでは、「どういった商品に投資してリスクを分散させるか」という「アセットアロケーション」について解説します。

    アセットアロケーションとは?リスクの分散が重要

    さて、「アセットアロケーション」とは、
    ・自分がどれくらいのリスクを負えるか
    ・投資目標
    ・期間
    などを考えつつ、「どういう配分でどの金融商品を購入すればいいのか」を考えて管理することです。単純に投資の金融商品といっても、複数の種類があります。基本となるのは「日本国内、先進国、新興国」という風に国や地域を選ぶこと、もうひとつは「株式か債券か」を選びますが、昨今は「REIT」と言って不動産投資も対象になっています。

    それぞれリターンが出るように組み合わせを考えるわけですが、もちろん各商品にはリスクがありますよね。例えば、日本の株式ばかり購入していた場合、日本の景気が後退してしまえば損が出る可能性のほうが大きくなります。しかし、同時期に新興国などで経済が景気好況であればそちらで損を埋められるかもしれません。このように、抱えるリスクをなるべく分散し、資産を分配して投資することが重要です。

    ではどのような分配の仕方をすればいいのでしょうか?リターンが大きいものはリスクもそれだけ大きく、小さければリスクも小さいのが一般的です。国や地域で言うと、新興国は急激に伸びる可能性を秘めていますが、逆に政治的に安定しないところも多く、突然暴落が起こる可能性もあります。また、株式と債券では株式のほうがリスク・リターン共に大きくなるので、「国・地域の特性」と「金融商品の特性」をうまく組み合わせていきましょう。

    でも、それぞれの世界情勢は簡単に予測できるものではありませんよね。リスクやリターンも明日には変わってしまう可能性もあるのです。そこで、中長期的に投資をしていくのであれば各機関による予測を利用しましょう。JPモルガン銀行が公表している「長期マーケット予測」などが便利です。今後10年程度、資産クラスなどについて期待リターンや想定ボラティリティ(変動率)が記載されています。全てを自分で把握するのは不可能なので、こういったものを参考にしましょう。

    また、他の機関がどういった配分で投資をしているかを参考にするのもいいでしょう。例えば、日本の国民年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も期待リターンとリスクを資料として公表しています。そして、積立金をどのような配分で投資しているかも公表しています。こういったところの資料もインターネットで調べることができます。

    まずは、自分がどれだけのリスクを負っても大丈夫か、そしてリターンはどれくらいほしいのか。それらの考えを整理してアセットアロケーションを組んでいくといいでしょう。

    アセットアロケーションの計算方法

    では、具体的にどのように計算していけばいいでしょうか?まずは、自分のリスクの許容度です。今100万円の資産があり、それを投資に使うとします。いくらの損までなら投資を続けることができますか?これは人によってそれぞれです。たとえば、20万円以上の損は嫌だな…と思えばあなたのリスク許容度はマイナス20%です。今ある資産の何%までなら損しても大丈夫かどうかまずは考えて見ましょう。

    次に、資産をどのように分配するのかを考えましょう。おおよそ、「日本株式」「日本債券」「先進国株式」「先進国債券」「新興国株式」の5種類から選びます。それぞれリスク・リターンは様々な資料で調べられますが、リターンはそれぞれ投資金額のパーセンテージで加重平均をとれば計算できます。しかし、リスクの計算が大変です。

    リスクの計算には、「相関係数」という数字が必要になってきます。例えば、日本国内の株式の価格が上がったときに、先進国の株式も一緒に価格が上がるならば相関係数は1に近くなります。(完全に一致するのが「1」です。)その逆で、日本国内の株式の価格が上がったときに、国内の債券が下がっていく、というような関係なら相関係数は-1に近くなります。

    これから何がわかるかというと、「同じ値動きをした場合、リスクが大きい」ため、「違う値動きをするもの」を組み合わせることによってよりリスクを減らせるということです。そういった数字でリスクを計算するのですが、ここからは少し複雑になります。

    具体的な計算を自らしてもいいのですが、現在はインターネット上に総合的にリスクとリターンを計算してくれるツールが公開されています。

    ツールを使って組み立てよう

    ツールを無料公開してくれているサイトや登録制のツール・アプリはいくつかありますので、「アセットアロケーション ツール」などで検索してみるといいでしょう。

    それぞれのツールは、資産クラス、投資金額、期待リターン率、リスクを記入すれば自動的に「期待リターン」と「リスク」が出る仕組みになっています。複雑な計算をせずに、簡単に予測が可能なのでおすすめです。

    また、それぞれをグラフにしたり、他の人のポートフォリオが見られたり、過去のデータと照らし合わせて現状を分析したりとかなりデータ量豊富なものもあります。手助けになるデータやツールがたくさんありますので、自分に合ったものを使いながら投資を続けていきたいですね。

    おすすめのアセットアロケーションは?

    さて、ここまで計算方法など見てきましたが、あんまり難しく考えるのが苦手だな…という人もいるのではないでしょうか。そんなときは、さまざまなファンドのアセットアロケーションを見て参考にすると良いかもしれません。

    ファンドの種類によっては偏りがありますが、株式と債券の割合を50%ずつのところが多いようです。株式のほうがリスクが高いので、半々にしていいところを取っていくようなイメージです。また、リターン重視のファンドは60~70%の割合で株式を多くしているところも多いです。なかなか債券の比率を高くするところはありません。

    また、地域別で見ると先進国への投資の割合が多いです。日本にいれば、給料も預金も日本円でもらうことになりますよね。仮に、日本の経済が傾いた場合、海外の資産を持っていればリスクは減ります。為替のリスクはありますが、どちらかというと海外の資産を多めに入れているところが多いようです。

    また、新興国株式はリターンも多いですがリスクも高いため、アセットアロケーションに最初から含めていなかったり、入れていても10%前後にしたりとリスクを最小限にしています。もちろん、リスク承知の上で配分を高くするのも戦略のひとつです。

    それぞれで資産もリスクの考え方も違いますので、「これがおすすめ!」というのはなかなかないですが、さまざまなファンドが配分を公表していますので、「どれくらいのリターンか」「どれくらいのリスクか」を見て自分の理想に近いものに近づけていくのがいいのではないでしょうか。

    まとめ

    アセットアロケーションは投資の計画を立てる上で基本となるものです。ここで迷ってしまう人は多いかもしれませんが、しっかりと情報を仕入れ、自分の投資計画に照らし合わせて組み立てていきましょう。困ったら公表されているものを参考にしたり、無料ツールを使ったりして計画を立てていきたいですね。

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

    日本人の投資を真剣に考えるメディア編集部スタッフ(一般社団法人日本社会投資家協会所属)です。
    私たちは、日本人に足りていないマネーリテラシーを高め、自己犠牲を伴わない社会貢献型の投資をお伝えしたく、日々活動しています。
    1つでも多く、みなさまのお役に立つ情報を提供していきますので、楽しんでいってください。

    オススメの記事

    貧困層の救済策について、各国では様々な取り組みがなされてきました。その中のひとつ、バングラデシュで始まった「マイクロファ...

    世の中はお金じゃないという人もいますが、お金があれば大抵のやりたいことは叶います。この記事を読んでいるあなたはきっと、今...

    目次1 外貨預金とは2 外貨預金を行うメリット2.1 「金利」のメリット2.2 「為替差益」のメリット3 外貨預金を行う...

    マネーリテラシー向上を高めるメールマガジン国内海外投資戦略

    日本および成長を続けるタイ、カンボジア、マレーシア、フィリピン、そして中国での投資、ビジネス、M&Aの最新情報を現地レポートも交えてお届けします。

    メルマガ登録はこちら

    一般社団法人 日本社会投資家協会
    〒108-0074
    東京都港区高輪3-25-22 高輪カネオビル8F
    協会活動内容
    • 国内&海外投資案件の監修
    • 各種講座、講演会、セミナー、その他イベントの企画、開催及び運営
    • 各種講座、講演会、セミナー、教育機関等への講師の派遣
    • 各種サービスの提供、仲介及び斡旋
    • 著作権、その他知的財産権の管理
    • コンサルティング業
    • 会員組織の運営
    Copyright ©2019 日本人の為の国内&海外投資戦略!! All Rights Reserved.