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  • 投資の成功率を高めるのは「確率論的思考」

    2018/11/29  マネーリテラシー

    長期間にわたり勝ち続けて資産を増やす投資家と、投資で失敗してばかりの投資家の違いは何でしょうか?投資での勝者と敗者を分ける要因の一つとして、どんな状況下でも冷静で論理的に判断する思考が重要となります。この記事では投資の世界で30年以上生き残り続けている投資のプロから教わった、確率論的思考とそれをどのようにして投資に役立てるのかについて解説します。

    確率的論理思考とは

    確率という言葉を聞くと、中学校・高校の数学で習ったサイコロやくじ引きの問題を思い出すのではないでしょうか。「当たりくじを引く確率はいくらか?」「サイコロの目の和が8になる確率はいくらか?」といった問題です。確率的に考えることは、数学の問題を解くだけではなく投資の世界で生き残るためにも大いに役立ちます。それでは、どのように確率的に思考していくのか具体例をあげてみていきましょう。

    何か不安を感じるならまず確率にしてみる

    あなたは今普段生活していて、不安に感じることはありますか?
    このまま老後を迎えたらどうなるんだろう。給料は上がらないし、将来が不安だなぁ。投資で失敗したらどうしよう。などなど、漠然と不安に感じていることがあると思います。そういった場合は単純に恐怖を感じてそのままにするのではなく、何でも確率に置き換えてみましょう。
    例えば40歳の人間の死ぬ確率は何%かというと、0.105%です。(厚生労働省:平成27年簡易生命表参照)
    他にも関東大震災が来る確率は30年で70%とか、北朝鮮のミサイルが日本列島に直撃する確率は
    どのくらいか?などなど、そのようにして何でも確率に置き換えてみてください。
    感覚的なことでもいいです。実際に戦争が起こる確率は低くて、紛争の方が確率が高かったりします。確率で考えると、その不安に対してどういう行動をとったらいいかが分かります。投資も同じように、確率があることを利用して行うものです。

    投資先を決めるのも確率論

    では実際にどのようにして確率論を投資に活かすのか、まずは投資先を決める場合を例にして考えていきましょう。今余剰資金が100万円手元にあるとして、あなたは何に投資しますか?株、投資信託、国債、それともFXや仮想通貨、競馬やパチンコなどのギャンブルも考えられます。当たればいいなと夢を買う、宝くじなんて選択肢もあるでしょう。

    1、宝くじに当たる確率

    年末ジャンボ宝くじの1等に当たる確率は、0.000005%です。この確率をわかりやすく例えると、100kgの米粒の中からたった1粒の米を探し出すのと同じ確率になります。

    2、競馬で勝つ確率

    競馬で一番配当金が高いのが、「3連単」です。それほど競馬に詳しくない方のために3連単を説明すると、1〜3位までの馬を的中させることです。3連単になる確率は18頭が出馬する場合、全部で4,896通りの選択肢の中の1通りで0.02%になります。宝くじに当たる確率よりは良心的ですが、確率としてはとても低い数字となります。しかも競馬では運営側が損をしないように自由にオッズ(配当)を決めるため、実際にはこの確率通りになることはありません。

    3、個人投資家の株で勝つ確率

    株での勝率は、一般的に100人に7人しか勝てないとされています。具体的なデータとしては、農林水産省が発表している「商品先物取引に関する実態調査」をもとに導き出された株の勝率は3割程度となっています。

    いかがでしたでしょうか。もしかして当たるかもしれない!とあまり深く考えずに、勝率の低いものにお金を投資していたらお金をドブに捨てているのと変わりません。何らかにお金を投資しようと考えているのであれば、自分がお金を投資しようとしている分野はどのくらい勝てる確率があるのかを調べて計算してみましょう。そしてその確率に向き合うことで、より勝率の高い投資先を見つけることができます。さらに、宝くじや競馬といったギャンブルでは、お金を失うことの確率が高いことがわかります。それらを知った上で、どういった投資を行うのが自分にとってベストなのかを合理的に判断してください。

    投資で儲かる確率を高めるためには?

    それでは確率論的思考を利用し、投資で儲かる確率を高めるためにはどうすれば良いのでしょうか。その答えは、損をする確率を徹底的に抑えることです。つまり儲かる確率というのは、結局のところは損をしないことが大事だということです。世の中のほとんどの人たちは、儲けようとしてハイリターンの商品に投資を行います。その結果投資に失敗してしまい、資産を減少させてしまいます。50万円の資金を100万円にすることは、2倍の努力が必要となります。しかし90万円を100万円にすることはそれほど難しくはありません。いかにして損をしないかを続けていくことで、ある時ビッグチャンスが訪れるのです。一般的にはハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンと考えられています。しかし30年以上投資の世界で勝ち続けてきた実戦経験から言えることは、ローリスクハイリターンもあるということです。投資の世界では変動リスクというものがありますが、上には大きく上がるけれど下には下がらない状況を作ることでそれが可能になります。そのためには、投資を決める前に自分の頭で考えてエクセルを使ってシミュレーションをしてみることです。どういったことが起こるのかを仮定してみることは、あなたの大切なお金を失わずにできることなのでオススメです。

    いかがでしたでしょうか。投資の勉強といえば専門用語やチャートが一般的ですが、投資を確率論的に思考することで合理的な判断をすることができます。確率を見ると100%勝てる手法は存在しないことがわかり、取り返しのつかない失敗を避けて長く生き残ることができるようになります。

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

    日本人の投資を真剣に考えるメディア編集部スタッフ(一般社団法人日本社会投資家協会所属)です。
    私たちは、日本人に足りていないマネーリテラシーを高め、自己犠牲を伴わない社会貢献型の投資をお伝えしたく、日々活動しています。
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