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  • 個人年金のおすすめは?メリットやデメリットも解説

    2019/01/07  マネーリテラシー

    「公的年金に期待できない」と年金保険料を支払ってない方もいるのではないでしょうか。さらに、国の用意する年金の破綻を見越して、自分で老後の資金を貯金で用意している人、年金以外で老後資金を準備している人もいらっしゃるかもしれません。そんなときに選択肢の一つとして挙がってくるのが「個人年金」。ですが、個人年金に入らないほうがいい!という声もたくさんあるのも事実です。ここでは、そんな個人年金がどういうものか、メリットデメリットは何か、おすすめの商品など解説していきます。

    個人年金とはどんな保険?

    さて、まずは個人年金とはいったいどういうものなのでしょうか。公的年金と比較しながら見ていきましょう。

    公的年金は、国民年金、厚生年金のことを指し、それぞれ20歳以上の国民が積立し、一定の年齢になれば積立てた年金を月々もらえるという仕組みです。これらは、自らが積み立てたお金とその時(もらえる年になったとき)に若い世代が積み立てている資金で賄われています。

    しかし、折しも日本は超高齢化社会を迎え、支えられる側である若者より高齢者のほうが圧倒的に多くなっており、いずれは年金制度が破綻するといわれています。そのときに保証がなくなるのであれば、個人で老後の備えをしませんか…というのが個人年金保険です。

    個人年金保険には、主に2つのタイプがあります。1つ目は、月々〇万円払い込みをすれば将来60歳(それ以上のときもあります)から〇年間は毎月●万円もらえますよ、といったものです。

    この、将来もらえる額が払い込んだ額よりどれくらい大きいかは「返戻率」という数字で表されます。例えば、30年間毎月1万円払い込み、65歳から10年間、月々36,000円もらえる、という個人年金があるとします。30年間毎月1万ですので、払い込み総額は360万円。10年間月々36,000円もらえば、総額432万円。この場合、返戻率は120%ということになります。100%で払い込みした金額がそのまま返ってきますので、それ以下になると損をしている計算になります。個人年金を検討する際、この返戻率は重要な数字になってきます。

    いわゆる従来の個人年金保険は、主に国際での運用になり、元本割れすることはほぼありませんが、大きく利益がでることも少ないです。

    もう一つは変額の個人年金保険です。円建て・外貨建てとありますが、現在(2019年1月)は外貨建てが主となっています。これは、毎月積み立てていくお金をもとに、外貨で運用し利益を出していくものです。もちろん、利益が出ることを想定して運用していきますが、様々なリスクがあり元本割れする可能性もあります。元本保証してある商品もありますので、内容をきっちりチェックしてから検討しましょう。

    公的年金の運用は、日本国内・国外の株や債券をバランスよく購入して運用しており、比較的安定しているといってもいいでしょう。ただし、高齢化により、年金保険料の収入より年金を支払うほうが大きくなってきているのが不安な点ではあります。

    一方個人年金は、その名の通り個人で積み立てて個人で受け取ります。受け取り方も、60歳から10年、というものや65歳になったら一括で、というものなど各社の商品によって様々です。退職してから自分がどれくらいの金額が必要か、それはいつからいつまで必要なのか、などをしっかり考えて選ばなければなりません。

    個人年金のメリットデメリット

    では、個人年金のメリットとデメリットを見ていきましょう。メリットとしては、引き落としで自動的に貯められ、また途中解約だと損をする可能性があるので、途中で挫折せず貯められるということです。特に老後資金は今必要なものではないので、貯金で持っておくと途中で使ってしまう可能性もでてきます。そのため、個人年金保険として積み立てておくと簡単には引き出せず、結果老後の資金が確保できるというメリットがあります。

    また、税金控除の一助になるのもうれしいメリットです。個人年金保険料控除の対象となりますので所得が減り、所得税と住民税も軽減されます。また、個人年金と似たものでiDeCoがありますが、個人年金のほうが柔軟に制度設計できます。iDeCoは取り扱い会社によって様々なので、自由に自分で設計したい方は個人年金保険のほうがいいですね。

    一方、デメリットもきちんと理解しておかなければいけません。メリットで挙げた途中解約ができないことは、デメリットにもなります。なんらかの理由でどうしても途中解約しなくてはならない事情ができたら、元本割れを覚悟して解約することになります。
    また、定額型の個人年金の場合、利率が申し込み当時のままで推移することになりますので、途中で景気が悪くなれば得をしますが、あまりによくなった場合は予定していた金額よりも実質金額が下がってしまうことも考えられます。このあたりが貯蓄とは違うところでしょうか。金利が下がるリスクは防げますが、上がって損をするという場合もあります。特に、40年前と比べてもお金の価値は大幅に上がっていますので、金額に対する価値の変化に対応できないのはデメリットといえるでしょう。

    個人年金にはどんな種類がある?おすすめは?

    2019年現在、主な保険会社の個人年金には様々な種類があります。円建て・外貨建てが選べるのはもちろん、死亡保障があるもの、元本保証が確実なもの、また払い込み期間と受け取り期間が自分で設定できるものと多種多様です。

    一番気になるのは返戻率ではないでしょうか。こちらは、これからの変動もありますが計算上160%を超えているものもあります。また、確実性を重要視し104%~110%台の返戻率のものが多いようです。少しでも多い可能性を高くしたい場合は外貨建てや変動利率のものを検討しましょう。ただし、為替等のリスクもありますので、リスクをどう計算しておく
    か、それを頭に入れながらほかの資産形成方法と合わせて考えたいですね。

    やはり、外貨建てだとリスクが気になるという人には円建てがおすすめです。預金よりは利率が良いですので確実に年金を残していきたい人はこちらを検討しましょう。ただし、こちらにも保険会社が販売を停止するなど少なからずリスクはあります。その場合はある程度保証されますが、各社の約款を確認しておきましょう。

    どの商品も一長一短あります。例えば外貨建てでハイリスクなものを考えるなら、預金や投資などで手堅いものを一つ作っておく、またはリターンが少なそうなものであればその逆でハイリターンが予測できるものを一つもっておくなど分散して考えて資産形成をしていくといいですね。

    まとめ

    公的年金が期待できなくなってきた昨今、老後の備えとして勧められるのが個人年金です。払い込みが早ければ早いほど備えがしっかりできるので、若い世代は検討してもいいのではないでしょうか。どの世代でも検討する場合には、リスクとリターンをしっかりと理解して、個人年金だけでなくほかの方法と組み合わせて老後の資産形成を考えるのがよさそうです。どれも途中で引き出すのは損することがほとんどですので、自分の現在の収入や将来どのようにお金を使うかも計算しながら個人年金を検討しましょう。

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

    日本人の投資を真剣に考えるメディア編集部スタッフ(一般社団法人日本社会投資家協会所属)です。
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