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    2019/01/23  マネーリテラシー

    自分の財産を運用する際に、投資信託を検討したことはありますか?自身で株を購入して運用するよりも、プロがきちんと運用してくれ、積立などもできる投資信託を利用する人は多いのではないでしょうか。しかし、一口に投資信託といっても商品ごとに違いもあり、手数料も取り扱い金融機関によってさまざまです。なるべく手数料が低いものを選びたいところですよね。ここでは、「ノーロード」と呼ばれる「手数料無料のファンド」について説明していきます。

    投資信託のノーロードとは?なぜ手数料が無料?

    さて、「ノーロード」と呼ばれるとファンド(投資信託)は上記で少し触れたように購入手数料が無料のものとなっています。通常、ファンドを購入する際は、購入金額の数%の手数料が必要です。これは購入するたびに支払が発生しますので、毎月積立をする場合なども毎回支払います。しかし、せっかく投資するのだから無駄な出費は避けたいですよね。たとえ数%だとしても金額が大きくなっていけばかなりの額になってしまいます。そこで、その「購入手数料」が無料で設定されているのが「ノーロード」と呼ばれる商品です。買うたびの手数料を節約できるため、人気の商品のひとつです。そのためノーロードファンドの割合も増えてきており、初心者は特にノーロードのものを検討することが多いようですね。しかし、ここで疑問なのは「なぜ購入手数料が無料なのか」ということだと思います。手数料がなければ、投資信託を請け負う金融機関の収入が減ってしまいますよね。

    実は、金融機関が回収する手数料はもう1種類あります。それは「信託報酬」といい、運用してもらう代わりに金融機関に払い続ける手数料です。運用管理費用、と言われることもあります。これは、保有する限り手数料として金融機関の収入になるので、購入手数料が無料だとしてもこちらの手数料で収入を得るということになります。ということは、いくらノーロードの商品を検討したところで、こちらの信託報酬が高ければ損をする可能性も出てきます。重要なのは、ノーロードのものも手数料がかかるものも、トータルして運用していけば利益が出るかどうかというところです。運用して利益が出たとしても、それが手数料を含めたらマイナスだった、ということもありますので、しっかり見極めながら商品を選びましょう。

    ノーロードはインデックスファンドが多い

    ノーロードの商品は、「インデックスファンド」と呼ばれる商品に多くなっています。インデックスファンドとは、「日経平均株価」や「NYダウ」と呼ばれる株式投資の指標となるもの(インデックス)と同じ値動きをする商品です。それぞれの市場の平均をとって運用がなされるため、初心者でもチェックしやすくわかりやすいものになっています。リスクも少なく安定的ですが、アクティブに運用したい人、投資で儲けたい人には向いていません。インデックスファンドが初心者にも優しいという理由のひとつに「ノーロード商品が多い」というものが挙げられます。全商品のおよそ4割程度がノーロード商品であり、ほかの商品と比べても高い割合です。さらに、信託報酬も安く設定されているものが多く、トータルで考えてもお安く購入できる商品が豊富になっています。こういった点でもインデックスファンドは初めての方、初心者の方におすすめの商品ではないでしょうか。

    ノーロードのメリット

    ノーロードの商品のメリットはなんといっても商品がお得に購入できること。購入商品にも、そして販売窓口によっても購入手数料は変わってきます。この機関では手数料が必要だったけど、別のところでは必要なかった…ということも出てきますので、投資したい商品があるのなら複数の金融機関を検討してみましょう。数%の出費もこれから長い年月の投資を続けていけば、かなりの金額になってしまいます。「たかが数%」と軽く見ずに、しっかりと検討していきましょう。また、「つみたてNISA」や「iDeCo」の対象商品となっているのもメリットのひとつ。こちらで購入すれば税制の優遇措置も受けられますので、コツコツと将来の資産形成をしていきたい方はこの2つでノーロードの商品を検討してみるといいでしょう。

    ノーロードの注意点

    購入手数料が無料だからといってすぐ購入する前に、信託報酬や他に手数料等がかかってこないかのチェックをしましょう。先に説明したとおり、投資信託にはもう一つ手数料が必要になってきますし、商品や機関によって別途何かしらの手数料がかかってくる場合もあります。特に信託報酬のように毎日かかってくる手数料は、額が小さくても長く投資すればかなりのものになります。ノーロードのものには信託報酬が安いものも高いものもありますので、必ずチェック・比較してから購入しましょう。信託報酬のほうが高すぎて、結局手数料が利益を上回った…なんてことになっては本末転倒です。むしろ、手数料が高くても運用成績がよく、利益がかなり上回ったということももちろんありえます。やみくもに「手数料がない・安い」で投資商品を検討しては、投資の一番の目的の「利益を出す」ということに目がいかなくなってしまいます。あくまで、「自分の財産をこれだけ使って、これくらいの利益を出す」という目標が必要になってきますので、それを決して忘れないようにしましょう。

    まとめ

    ノーロードの投資信託について解説してきました。ノーロードの商品は確かに購入手数料がないという点でお得ではありますが、注意点がいくつかあります。信託報酬が高すぎないかチェックしないと結局損をしてしまった、ということになりかねません。購入する際はしっかりと手数料のチェックを行いましょう。また、ノーロードの商品はインデックスファンドのものが多いため初心者には扱いやすいですが、少しハイリスクでも大きなリターンを得たい…という人にはいい商品が少なくなっています。その場合あくまで分散投資の一つの選択肢としてノーロードの商品を検討しましょう。

    投資信託はどうしてもその商品が生み出す利益に注目してしまいますが、毎回・毎日かかる手数料込みで検討しなければ損をする可能性もあります。しっかり見極めて利益の出る投資を続けていきたいですね。

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

    日本人の投資を真剣に考えるメディア編集部スタッフ(一般社団法人日本社会投資家協会所属)です。
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