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    2018/11/29  マネーリテラシー

    元ヘッジファンドマネージャーとして株や投資で運用実績をあげていた私の経験から申し上げると、良い投資先は消去法を使って探すことです。
    それではここからは、私が物事を決める際に行っているアプローチの方法に関して詳しくお話しします。

    より良い金融商品を見つけるステップその1 地球

    私が何か物事を決める場合、最初に「地球」から考えます。
    「この地球上で…」という形から始めるため、すごくスケールが大きくなるのですが、リターンを生み出してくれるすべてのものが地球上にあります。そうすることで、この地球上で一番いいものに近づきやすくなります。
    投資初心者がやりがちですが、日本で手にはいる株や債券、不動産投資などの中から選んでいると思います。その場合の選択肢は、日本の中だけなので、地球上から選ぶのに比べて圧倒的に不利になります。

    コラム 投資先はやはり投資信託がいいのか?
    初心者にとって、投資先としてまず手をつけやすいのは投資信託だと思います。細かいことがよくわからないので、全てまとまっている投資信託が簡単でいいからです。しかし私からすれば、投資信託の中から選ぶといった限られたカテゴリーというのも選択肢が少なすぎます。業界の裏話をしますが、証券会社などが持ってくる案件は外国のものもあっても、日本で買えるものだけだったりするのです。そうなると選択肢がかなり限定されてくるため、その中から選んだとしてもどうしようもないと言えます。
    自分で探してみたものの良い商品がないから、証券会社の言いなりになって、「分散で全部買いましょう」なんてバカみたいな話です。

    それよりもまずは地球です。火星にも月にも投資できないため、投資先として地球以上のものはありません。そこから消去法を行っていくのです。

    より良い金融商品を見つけるステップその2 リスクから消す

    消去法を行っていく基準ですが、いくつか順番があります。まず最初に消すものは、リスクの高いところが中心になります。高リスクの地域から順番に、とにかく消していきます。

    より良い金融商品を見つけるステップその2 成長する可能性

    リスクの高いものを消し終わったら、次の判断基準は成長性です。投資先として、将来成長する可能性の低い地域を、片っ端から消していきます。

    より良い金融商品を見つけるステップその3 人口の増減

    成長する可能性の高い地域を選んだら、具体的な国名が出てきます。それらの国の中から、人口が減っている国だけを消していきます。人口が減っていく国は、経済的な成長が衰退していく国だからです。

    より良い金融商品を見つけるステップその4 経常収支

    人口が増加している国を選んだら、次に経常収支をみます。経常収支が赤字の国は、通貨価値が下落する率が高いからです。人口がいくら増加したところで、外貨が不足していたら貧しい国になってしまいます。経常収支が黒字の国に絞っていくと、投資対象がすごく限られます。

    ※1 経常収支

    国の国際収支を評価する基準の一つで、「貿易収支」「サービス収支」「所得収支」「経常移転収支」の4つから成る。「貿易収支」は、国の輸出額から輸入額を引いたものから算出する。「サービス収支」は、主に外国からの旅行者が日本で使用した金額から、日本の海外旅行者が外国で使った金額を引いたものを表す。「所得収支」は、海外に対する投資によるもうけから、海外からの日本への投資によるもうけを引いたもの、「経常移転収」は、政府開発援助(ODA)の医薬品など現物援助といったように、主に途上国支援に出した金額から算出する。

    より良い金融商品を見つけるステップその5 犯罪発生率
    そこまできたら、さらに地域ごとの犯罪発生率を見て消去法で消していきます。基本的に成長している国の犯罪発生率は、数値としては日本と比べればとても高いです。しかし注目すべきは犯罪発生率の数値ではなく、犯罪発生率が減少している地域を選ぶことです。犯罪発生率が減少しているということは、政策がうまくいき、良くなっているということだからです。

    以上のように消去法で消して、最終的に残ったところが投資先として良いところになります。

    日本へ投資するのはリスク?
    最後に日本への投資について私の見解を述べますが、日本国内への投資はリスクと言えます。日本は人口が減っていて、今後成長性が見込めません。成長性がないところへの投資は、上りのエスカレーターではありませんので、精神衛生上よくありません。特に衰退期は下りのエスカレーターなので努力が報われにくくなってしまいます。そして中長期的には、とても危険です。なぜなら、衰退期の次は混乱期だからです。本来は消さなければならないところを、知り合いが持ってくるからといって下手に投資すると、失敗する確率が高くなります。また地球規模で見られない人の中には、自己の能力に依存しすぎる人もいます。例えば「外国は管理が出来ない」という人が、時々います。なぜ外国での管理経験のない人が、管理をしなければならないのでしょうか?物事は執着を捨てれば、何をしたらいいかが見えてくるのに……
    地球上から管理できる人を探すだけで、問題だと思っていることは簡単に解決が出来るのです。

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

    日本人の投資を真剣に考えるメディア編集部スタッフ(一般社団法人日本社会投資家協会所属)です。
    私たちは、日本人に足りていないマネーリテラシーを高め、自己犠牲を伴わない社会貢献型の投資をお伝えしたく、日々活動しています。
    1つでも多く、みなさまのお役に立つ情報を提供していきますので、楽しんでいってください。

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