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    2019/02/19  マネーリテラシー

    投資においてはリスクヘッジが重要、というのはよく聞くことではないでしょうか。これから投資を始めたいという人にもぜひ知っておいてほしい考え方です。投資には様々なリスクがあります。せっかくお金を増やそうと考えているのに、リスクを無視して投資をしていては損害が絶大になる可能性もあります。ここでは、リスクヘッジの意味や方法について解説していきます。

    リスクヘッジとは?

    まずは、単純にリスクヘッジとはどういう意味なのでしょうか。単純に、リスク=危険、ヘッジ=防止策、なので「危険を回避する策」という意味になります。投資にはさまざまなリスクが存在していますが、それらすべてを必ず回避できるということはありません。そのため、万が一に備えてそれらのリスクを回避するために準備しておくこと、それが「リスクヘッジ」です。もともと投資の世界で使われていた言葉ですが、今では広くビジネスの場でも使用されるようになりました。

    投資の目的は、ひとつに「資産を増やす」ことがあると思いますが、もう一つ重要なことは「負債を背負わないこと」です。株式投資だと、持っている会社が突然不祥事を起こしてかなりの損失を負ってしまうことも起こりえます。その場合、しかるべき判断をして残ったお金を少しでも確保することが重要になります。そういった場合、ほかの銘柄にも分散して投資しておいたり、変動の少ない国債を購入しておいたりしておくと、資産が大幅に減ってしまうことを防げます。このように、資産をいくつかに分散しておいて、どれかが減っても違うものでカバーできたり大幅に損をしたりするのを防ぐのがリスクヘッジの一つの方法です。このような分散投資のことを、古くから金融の世界では「卵はひとつのカゴに盛るな」と言われます。ひとつのカゴに入れた卵は、そのカゴを落としたりぶつけてしまったりするとすべて割れる可能性がありますよね。そうならないように分散して卵を持つべきだ、という考え方です。ここでいう卵はもちろん手持ちの資産です。大幅に資産を増やすためには、集中して投資することも重要ですが、手堅く資産を増やしていきたいならばリスクヘッジをとる、という考え方は重要になりますね。

    他にも、株式投資の銘柄を分ける、貯蓄に回しておく、不動産を購入して運用するなどもリスクヘッジになります。要は、ある一つの事柄だけに資産を投入するのはリスクが高いので、どこかでリカバリーできるようにしておきましょう、というのが基本な考え方です。

    リスクヘッジとレバレッジ

    リスクヘッジとともによく耳にするのは「レバレッジ」という言葉ではないでしょうか。レバレッジとはいわゆる「てこの原理」です。てこの原理というのは、支点・力点・作用点を調整して、少ない力で大きなモノを動かせるということですよね。すなわち、投資した金額が少なくても、大きなリターンが期待できる。これが、レバレッジをかける、ということになります。誰でもそういった投資ができれば大きく資産を増やすことができます。しかし、多くのレバレッジの利いた商品というのはリスクもかなり大きくなります。大きく儲けても、突然莫大な借金を背負う可能性もあるのです。

    そのために重要になってくるのがリスクヘッジです。もちろん、さきほどのように分散投資するというのも一つの方法ですが、レバレッジが利くFXなどでは、一定以上金額が下がった場合にその金額で決済する「ロスカット注文」をするのが一つの方法です。「これ以上下がれば損をする」という価格を設定しておいて、それ以下になったときに強制的に売ってしまいます。ちゃんと発動すれば損は免れます。しかし、急激に価格が下落した場合、注文が発生せず値段がつかないまま下がり続けることがあります。その場合、値段がつくのを待つしかないので結局かなりの損をすることもあります。ロスカットも万能なリスクヘッジ方法ではありません。

    株式投資で重要なリスクヘッジ

    株式投資でももちろんリスクヘッジが重要になってきます。市場の変動はある程度予測できても、自然災害やリーマンショックのような他国の経済状況にもよって突然変わる場合もあります。そのようなときにすぐ対処できればいいかもしれませんが、なかなか難しいのが現状ではないでしょうか。

    例えば株式投資のリスクヘッジの一つとして、先物取引があります。先物取引とは簡単に言うと、ある株式を将来〇円で購入します、と予約して取引を続けることです。これによって、突然損失が出ても価格はすでに決定していますので必要以上の損失がなく購入・売却できます。しかし、逆に将来その商品が決定した価格より高く取引されていると利益が思ったより出ないということもあります。それらを踏まえて、株価暴落などのリスクに備えて先物取引を検討するといいでしょう。

    また、日経平均株価とは逆の値動きをする「インバース型ETF」というのもあります。投資信託の一種ですが、日経平均が下がればインバース型ETFが上がりますので、急に暴落したとしてもこちらは上がってくれます。相場の下落が予想されそうなときはこちらに投資しておくといいでしょう。しかし、こちらも普段のポートフォリオに入れておくと値動きが逆になってしまいますので、スポット的に組み込むのが効果的でしょう。

    株式投資のみで資産を増やしていくのはリスクも多く、基本はほかの投資商品と組み合わせていくのがいいでしょう。株式投資を行う際はしっかりと損失の出ないように、出ても最小限に抑えられるよう様々なリスクヘッジを考えて投資しましょう。

    まとめ

    投資におけるリスクヘッジについて解説しました。市場はいつもプラスになるとは限りません。もちろん、いつ下落するか、いつ上昇するかも完全には予測できません。そのため、ご自身の資産を守るためにリスクヘッジは大切な考え方です。今回の解説はもちろん、ほかにも多くの方法がありますので自分にあった投資方法とリスクヘッジ方法を組み合わせていきましょう。

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

    日本人の投資を真剣に考えるメディア編集部スタッフ(一般社団法人日本社会投資家協会所属)です。
    私たちは、日本人に足りていないマネーリテラシーを高め、自己犠牲を伴わない社会貢献型の投資をお伝えしたく、日々活動しています。
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