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    2019/03/27  マネーリテラシー

    これから投資を始めよう!と思ったとき、大事なことは何だと思いますか?いくつかありますが、まずは「どれくらいの金額で」「どれくらいの利益を目指して」いくかを考えることが重要です。そして、それが決定したあとは「どの商品に」「どれくらいの資産を投資するか」を考えていかなければなりません。このとき、ひとつの商品にすべてをつぎ込むのではなく、様々な商品に分けていくのがポイントです。ここでは、そのように投資先を分ける「分散投資」について説明していきます。

    分散投資とは?

    例えば、落とせば割れてしまう卵を10個持っておつかいに行くとします。ひとつのカゴに10個入れて歩いていると、すれ違った人とぶつかってカゴを落としてしまいました。もちろん、中にある10個の卵は全て割れてしまいました。

    さて、このときに5個ずつ分けてカゴに入れていたらどうでしょう。片方だけ落ちても、5個の卵は無事に持ち歩けますね。投資も同じ考え方です。同じ商品に大きなお金を費やしていると、その商品がだめになったときにすべての資産を失ってしまいます。そんなことにならないように、リスクとリターンをきちんと計算して、分けて別々のもの投資するべきなのです。その考え方こそが「分散投資」という考え方になります。資産を上記ように例えて、海外では「卵をひとつのカゴに盛るな」と言われます。

    では、分散投資はどのように考えたらいいでしょうか?

    例えば、夏に業績が上がる商品の会社に投資しているとします。季節柄、アイスクリームなど冷たいものが夏には業績を伸ばしますよね。しかし、一転してその年の夏が冷夏だったときはどうでしょうか?アイスクリームはうまく売れず思ったように利益が出ないかもしれません。

    そのようなことを防ぐために、冬に業績が上がるものや、逆の値動きをするものに投資をしておきます。多くの企業では、同じ業種は同じ値動きをする、というのが一般的です。例えば海外に下請けを出しているようなところでは、円安・円高の値動きで上下しがちです。一方、外食産業などは国内の景気や原材料の高騰などに左右されることも多くなってきます。同じ業種に投資するのではなく、さまざまなジャンルの企業に投資することが重要になってきます。

    また、業種のほかにも地域や国を変える、商品の種類などを変える、通貨を変える…など「分散の仕方」は様々あります。当初の目的をよく考えて、どのように分散すれば自分の思うような利益が得られるかどうかを計算しましょう。

    ポートフォリオと分散投資

    このように投資先を分けたり、商品を分けたりしたものの組み合わせのことを「ポートフォリオ」といいます。どの商品にどれくらい投資しているかバランスを見るためのものです。
    最適なポートフォリオは、もちろん人によって違います。どれくらいのリスクをとって
    どれくらいのリターンを得たいのかはそれぞれ異なりますし、またもしものことを考えて国内だけでなく海外や不動産に投資するのも分散投資のひとつです。もちろん、日本円だけでは不安なら外貨に投資する場合もあるでしょう。

    基本的な投資の考え方は、短期的に利益を得るのではなく長期的に積立てていくことです。短期的な利益は、長い目で見てもプラスにはなりません。資産形成をしていくには長期で投資を考えるのが一番なのです。

    また、最初に組んだポートフォリオは定期的に見直す必要性があります。自分の資産状況や投資している商品の状況、運用の目的などずっと同じわけではありませんよね。それぞれのライフステージに合わせて、ポートフォリオはある程度の期間ごとに見直すことが必要です。

    分散投資にデメリットはある?

    さて、「基本は分散投資」と言われていますが、分散投資にデメリットはないのでしょうか。これは、先ほど伝えた良いところの逆ですが「短期的な資産形成には向かない」ということです。ギャンブルのような性質ではありませんので、分散させておけばいきなり目減りすることはありませんが、あくまでも積立でコツコツと増加していくものです。

    また、分散させるため多くの情報に目を向けて管理していかなければなりません。自分の資産ですので、ある程度は自分で管理できるようになりたいですね。大きくどれかが変動することはあっても、そのリスクに備えた分散投資ですので慌てることはありませんが、日々きちんと経済ニュースや新聞に目を通し、資産を守る目を養うべきでしょう。そういった意味では、資産管理という手間が増えることになります。

    投資信託で分散投資をしてみよう

    一般的な投資信託での分散投資としては、国内株、海外株、国内債券、海外債券で分けることが多いでしょう。その他にもREIT(不動産投資信託)や、海外の中でも先進国/新興国で分かれているものもあります。どちらかというと株式のほうがハイリスクでハイリターン、債券のほうがローリスクでローリターンだと考えてください。もちろん、程度の差や例外もあります。

    株式と債券はおおよそ逆の値動きで動くので、この2種類を軸にして考えるといいかもしれません。あまり大きなリスクをとりたくない、預金よりはマシ、という考えであれば債券を多めのポートフォリオに。

    逆に、リスクも承知した上でリターンを多く狙っていきたければ株式を多めに配分するのがいいでしょう。これらの関係性は「相関係数」という数字で表されます。どちらかが上がったとき、もう一方はどのような値動きをするのか、同じように上がるのかそれとも下がるのかという関係性を数字に表しているものです。このようなデータを参考に、自分が考える投資のいいバランスを追求していくといいですね。

    まとめ

    投資をしてみたいけど損をするのが怖い、と思っていないでしょうか。リスクを完全に避けるのは難しいですが、何かが起こったときに最小限の被害にすることは可能です。そのためにはしっかりと目的とリターンを考え、分散投資していくことが重要です。

    長期の資産形成に向いた方法のため、気長に見ること、また管理の手間はかかりますが、着実に利益を増やしていけるひとつの方法です。ぜひ、自分なりに何に分散していくか考えながら投資を初めてみてください。

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

    日本人の投資を真剣に考えるメディア編集部スタッフ(一般社団法人日本社会投資家協会所属)です。
    私たちは、日本人に足りていないマネーリテラシーを高め、自己犠牲を伴わない社会貢献型の投資をお伝えしたく、日々活動しています。
    1つでも多く、みなさまのお役に立つ情報を提供していきますので、楽しんでいってください。

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