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    2018/10/12  海外投資

    香港を利用した投資について

    投資に興味を持っている人々の中で、香港のことを十分に理解している人は、どれだけいるでしょうか。特に中国への投資に興味を持っているのであれば、この香港の存在を差し置いて投資に打って出ることはできないでしょう。

    香港は、中国の特別行政区です。つまり、一国二制度を敷かれたエリアであり、イギリスから中国へと返還されたものの、独自の法律や行政により運営されているため、投資対象と見た時には中国とは別の価値観で考えていく必要があるのです。

    香港への投資の最大の利点は、経済大国となった中国と地理的に非常に近い場所にあり、その恩恵を少なからずも受けている点でしょう。中国が成長していけば、香港もその影響を受け成長することが予想されるので、中国へ投資する分を香港へと投資することにより、一定の利益が見込めるというわけです。

    例えば、香港の株式に投資するケースでは、香港企業の株であれば日本人でも売買することが可能ですし、中国の株であっても香港証券取引所に上場していれば、それを中国を介さずに買ったり売ったりすることができます。後者は特に「H株」と呼ばれ、中国本土に住んでいない海外の人からの格好の投資対象となっているのです。

    こうした形であれば、中国にもし経済危機が訪れ、それが香港市場に飛び火したとしても、すぐに株の反対取引を行い、日本円やアメリカドルなどに変えることができるはず。つまりは、安全に取引を行うことができるのです。

    ただし、株式投資には常にリスクがつきまとうことは認識しておかなければいけません。あくまでも中国に住んでいない日本人が自由に中国企業の株の売買ができるというだけで、将来的な利益が約束されているわけではないため、経済成長著しい中国企業の株を保有したからといって、安心することはできないのです。

    では、香港の投資信託商品やそれの一部であるETFへの投資は、行う価値があるのでしょうか。前提として、香港の証券会社や金融機関を通じて投資信託商品を手に入れることは、日本人でも可能です。また、日本の証券会社を介しても、香港市場に上場しているETF商品などに資産を投じることができ、上手く運用できれば利益を得ることもできます。

    企業の個別株のような大きなリターンは期待できないかもしれませんが、確実な投資を心がけることで、将来的には得することも考えられるでしょう。重要なことは、香港市場であれば日本人でも投資をすることができ、運用次第では利益が上げられるという点です。中国への投資を考えるのであれば、まずは香港に目を向けて見るべきなのです。

    香港企業や政府の債券、通貨及び不動産投資について

    リスクの比較的少ない投資対象として知られている債券。香港への投資は、この債券を購入することでも行うことができます。ただ、これは企業の個別の株への投資とは異なり、香港企業や香港政府の発行する債券に限られることは頭に入れておきましょう。

    香港企業は、倒産しないと断言できるわけではありませんが、その心配をする必要はあまりありません。不祥事等はあったとしても、その企業の社債を購入していることで、例えば元本を保障してもらえないなどの事態に陥ることはないはずです。満期まで手放さなければ利益が得られるでしょうし、損をしたとしても微々たるもので済むと考えられます。

    政府や金融機関の発行する債券や譲渡性預金(CD)であれば、さらに倒産リスクは下がるため、より大きな損失を回避することが可能です。こうした香港企業や政府等の債券は香港の証券会社はもちろんのこと、日本の証券会社でも購入が可能なため、チェックしつつ検討してみるのもいいかもしれません。

    投資といえば、通貨への投資も一つの選択肢となるでしょう。香港には香港ドルがあるのですが、端的に言ってしまうと、香港ドルへの投資は確実な利益が確保できるとは言い難いものとなっています。通貨価値は上がり下がりの予想が難しく、それは香港ドルも例外ではありません。アメリカドルへの投資を渋っているのであれば、それと変わらない投資対象となると考えておくべきでしょう。

    金利も特別大きいわけではないため、よほど為替に関する知識と将来を見通す能力がなければ、香港ドルへの投資は難しいのではないでしょうか。他の通貨と冷静に比較しながら、それでも旨味があると判断できた場合のみ手を出すようにすべきです。

    投資といえば、不動産の売買も忘れることはできません。香港は観光地としても人気が高いのですが、しかし、だからこそ既に香港の不動産価格は既に高騰し、今から手を出すには少々遅きに失した感は否めないでしょう。莫大な資産があれば投資対象として検討する価値が出てきますが、例えば会社員が老後のために投資をしたいなどと考えているのであれば、さすがに難しいと言わざるを得ません。

    家や土地などを購入し、周辺地域と含めて開発等を行うランドバンキングへの投資という考え方もありますが、香港の証券会社を介してこれを行う場合、投資先はアメリカやカナダとなるため、アジアへの投資とは違った意味合いとなってしまいます。もちろんそれなりのお金もかかりますから、現実的な視点で見ると、これもやはり難しいでしょう。

    香港での事業投資

    事業投資という考え方では、どうでしょうか。香港そのものに事業投資をするという考え方もなくはありませんが、不動産価格の高騰や観光立国となっている点を見ても、日本人がそうした地で事業を成功させるには、ある程度の資金とアイデアが必要になってきます。多くの人は、そうしたものを持ち合わせていないのでは無いでしょうか。

    であれば、香港に会社は設立するけれども、その投資対象は東南アジアの、まだ発展していない国々へと目を向けるという考え方の方がベターなのかもしれません。この地は、同じような環境が十分に整いつつあると言えるはずです。

    法人税が低い点も、香港に会社を設立し、東南アジア諸国への投資を試みるメリットとなります。ただし、香港と日本は租税条約を締結しているため、税金逃れ等の目的でこの地に会社を設立することは難しいと考えておかなければいけません。真面目に投資をし、東南アジアの成長に期待し事業を展開するという目的であれば、十分にその価値はあると言えるでしょう。

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

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