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    2019/03/27  海外投資

    オフショアという言葉を聞いたことがあるでしょうか?投資というと日本国内での取引が主になる人が多いでしょう。しかし、国内では様々な税金が取られて、利益も少なくなってしまいます。
    一方海外では、そういった所得税や法人税を低くして、海外の企業や資金を自国に集めている国や地域があります。それがオフショア地域です。ここではオフショア地域とその投資について説明していきます。

    オフショア(オフショア投資)とは

    オフショアという用語の意味は、そもそも「岸を離れる」という意味です。自国の岸(市場)を離れたところで投資するので「オフショア投資」と呼ばれるのです。我々で言えば、日本ではなく、税制上優遇されている海外諸地域で投資を行います。オフショアはしばしば「タックスヘイブン」という言葉で表されます。言葉通り、その地域では税金がかなり免除されます。所得税はもちろん、法人税や株の売却益、利子収入の税率が低いなど、かなり優遇されているのです。特に法人税率が20%以下の地域をタックスヘイブンと呼んでいます。そういったオフショア地域には、法人税が優遇されているため世界中から企業や投資家の資本が集まります。法人登録のみをその地域で行い、運用自体はイギリスやアメリカで行うため、本来日本やアメリカ等各国で徴収される税金分もそのまま運用に回すことができます。

    オフショア投資の商品は、日本の証券会社のように販売元からは直接購入できません。海外の「IFA」という機関を通してでしか売買できないのです。「IFA」とは豊富な金融知識を持った投資運用機関です。プロの目をもって公平中立に投資のアドバイスを行います。この機関に運用を任せることになりますので、取り扱い商品やサポートの手厚さなどをよく調査し、自分に合ったところを選ばなければなりません。オフショア地域にとっては、各国の企業が税金の少なさを目当てに集まってきますから、大いに経済が発展します。シンガポールやモナコ、香港、ドバイなどが有名です。特にドバイは中東でもかなり目立って経済発展していますよね。

    日本から一番近いオフショア地域は香港です。そのためオフショア投資初心者が進出しやすく、成田空港からも4時間あれば行けるというのもメリットのひとつです。

    オフショア投資のメリットデメリット

    では、オフショア投資のメリットデメリットを見比べてみましょう。

    メリット

    最大のメリットはもちろん、税率が低いことです。日本の場合、所得税は45%取られてしまいますが、シンガポールは20%、香港は17%、ハンガリーは16%と軒並み半分以下になっています。さらに、住民税やキャピタルゲイン・インカムゲインにかかってくる税率は0%のところもありますので、金額が大きくなればなるほど利益が大きくなります。これはやはりオフショア投資ならではといえるでしょう。

    また、先ほど紹介したIFAの存在も大きなメリットです。IFAも運用に際して、利益に対して手数料をもらいますので、利用者が儲ければ儲けるほど自分たちの利益も増えます。したがって、運用もプロが真剣に行ってくれるところも利点でしょう。

    その運用に際して、日本では単利で利益が確定していきますが、オフショアの商品は複利のものが主流です。したがって資産を増やしていけばいくほど複利の恩恵に預かれることになります。

    海外に資産を置くという意味では、分散投資のひとつの方法としてもメリットがあるでしょう。日本国内の資産運用のみよりも、自分の資産を海外にも置いておけば万が一の事態でも安心です。

    デメリット

    メリットの反対になりますが、外貨で資産を持つことのリスクは常にあります。ただし、こちらも分散して資産を保有することでリスクヘッジにもなりえます。あくまで自分の資産バランスを考えて保有するようにしましょう。

    また、海外ということで、英語やその他の言語でやりとりすることが必須になってきます。日本では調べたらわかることでも、言語のニュアンスの違いで「こんなはずではなかった」ということになりかねませんので、注意が必要です。情報も少ないので、信頼できる販売代理店を選ぶのがいいでしょう。こういった下調べはかなり重要になってくるのではないでしょうか。

    また、オフショア投資は長期間で資産形成するのにはぴったりですが、短期で倍になる…というようなことは起こりません。複利の効果を期待するならば、長期的に保有して気長に運用するというのが一番の方法です。時間がかかってしまうというのはひとつのデメリットにもなりうるでしょう。

    こうして見ても、やはり税金がかからないというのはデメリットを上回るメリットかもしれません。では、実際にオフショア投資を始める際の注意点をもう少し見てみましょう。

    オフショア投資の注意点

    魅力的なことが多いオフショア投資ですが、実は詐欺まがいの会社も多く、IFA選びは慎重にならなければなりません。海外のIFAですので、ある程度言語をわかっているか、誰かに協力してもらうほうが無難です。

    まずは、正規の代理店かどうかを調べましょう。正規代理店ならその地域のファンドと契約されています。機関によってはHPで正規代理店かどうかを調べることができます。それとともに、ライセンスを所持しているかどうかも確認しましょう。多くのIFAがある中で、ライセンスは優れたサポートを提供する代理店にしか発行されません。安心して運用していきたいのならば、まずはこの2つをチェックしてIFA選びをしていきましょう。

    手数料がどれくらいかかるかもチェックポイントのひとつです。ファンド会社への紹介料と他に、こちら側に手数料を請求するところもありますが、たとえ数%でも金額が大きくなるとそれなりに支払が発生します。しっかりと契約の前に「手数料」や「他にどういったお金を支払うか」などをチェックしましょう。

    オフショア投資の選び方・購入方法

    IFAを選んだらいよいよ商品の選択です。海外商品には、投資信託、積立投資、不動産など日本にもあるようなラインナップの商品が並びます。日本のものと違うのは、利益率がかなり大きいものや、あまり見ないような組み合わせの商品が多くあるところ。どれを購入していいのかわからないかもしれませんね。

    まず、オフショア投資を初めてみたい!という方は積立投資からやってみてはいかがでしょうか。日本とおなじように、長期である一定額を積み立てていき、複利の恩恵をうけるというのがいいかもしれません。

    IFAは直接自分で連絡を取ることもできますが、いくつかサポート会社も存在します。中には日本語でサポートしてくれる会社もありますので、英語など言語に不安な方はそういった会社を選びましょう。海外法人にはなりますが、複数のIFAと連携してサポートを行っている企業もあります。ただし、こちらも選ぶのには慎重になりましょう。少なからず詐欺などの被害も出ている海外オフショア投資ですので、経験者に相談するなどよくよく調べてからのほうが無難です。

    まとめ

    海外オフショア投資は、日本より税率が低い国や地域で行う投資のことです。中には所得税が半分以下などかなりお得なものもありますが、決して短期的に儲かる類のものではありません。投資に慣れてきたところで、海外へ目を向けて少しずつ分散投資していくのが良いでしょう。

    ただし、海外ということもあって詐欺の被害も少なくはありません。IFAやサポート会社を選ぶ際には慎重に選ぶことが重要です。複利の効果もあり、長期保有で資産形成をしていくのにぴったりです。為替リスクや国自体のリスクにも注意しながら、あくまで複数の資産のひとつというのを考えながらオフショア投資を選ぶことが重要です。

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

    日本人の投資を真剣に考えるメディア編集部スタッフ(一般社団法人日本社会投資家協会所属)です。
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