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    2018/11/29  詐欺の話

    巷の詐欺事件やオレオレ詐欺被害のニュースを聞いていると、なぜそんな単純なことで騙されるのかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。詐欺などに騙されやすい人の特徴はいくつかあるのですが、なぜ騙されてしまうのか、高齢者が詐欺にあってしまう心理について解説します。この記事を読むことで、騙されないために必要なこと、投資で失敗しないために必要なことについて理解できます。

     

    詐欺師に狙われる!騙されやすい人の特徴

    騙されやすい人の特徴はいくつかあるのですが、今回は日本人にありがちな特徴から詐欺師に狙われるポイントについてお伝えします。以下に述べる特徴は、日本人であれば当てはまることが多いのではないでしょうか。

    1、お人好し

    日本人は、人との繋がりや人間関係を大事にしますね。詐欺師などに騙される人や、投資で失敗する人達はそこにつけこまれるのです。人間心理には「返報性の法則」があり、良いことをされると相手に返したくなるものです。例えば緑の羽根募金は、「羽根をもらうから募金をしないとな」という返したい気持ちになります。詐欺師はこの心理を悪用します。

    2、論理より情緒を大事にする

    私たちは周囲の人たちと、「もらう」「あげる」という行為を何回も何回も繰り返しています。それを繰り返すことで、お互いの人間関係がすごく親しくなります。でもここで注意して欲しいのは親しくなったとしてもあくまで人間関係での話です。そこに投資が絡んできたら、人間関係の親しさで判断すると失敗します。

    豊田商事の「純金ファミリー契約証券」
    良いことも悪いことも、すべて人を介してやってきます。今回は過去に日本で起こった最悪の巨額詐欺事件を例として、どう言った手口で多くの高齢者がお金を騙し取られてしまったのかについて見ていきましょう。

    かつて豊田商事という会社があり、「純金ファミリー契約証券」という商品が販売されていました。豊田商事は純金を販売するとして契約書を発行し、商品の保管や管理をするという名目で現物は渡しませんでした。この手口はペーパー商法と呼ばれ、商品を販売するものの実際の商品は購入者に渡すことはなく、契約書や預かり証などの書類しか交付しない悪徳商法です。豊田商事事件と呼ばれ、 被害総額 2000億円で被害者数 3万人、日本の歴史の中でも最大の被害額です。
    ちなみに企業名の豊田は、自動車メーカーのトヨタと関連があるかのような社名ですが、無関係です。お客さまを信用させるため、知名度のある企業名を悪用していたのです。

    豊田商事の社員である若い兄ちゃん姉ちゃんたちは、主に一人暮らしの高齢者の家に無差別に電話でセールスをしました。そして少しでも話を聞いてくれそうな場合は、その人の家に足しげく通いました。
    毎日のように家に行って、肩を揉んだり、線香をあげたり、身の回りの世話をしたり、一緒にお茶を飲んで話をします。たまに漬物や梅干しを持って行ったり、時には洗い物がたまっていたら洗ってあげたり、雑用などいろいろ世話をします。

    ひとり暮らしだったりすれば寂しいし、彼らは孫のようで、おじいちゃんやおばあちゃんはとても嬉しいものです。実際豊田商事の社員は、「自分のことを息子だと思っていいよ」と、人情に訴えるような行為もしていました。

    そうやって何回か通ってお互いの関係が親しくなったら、豊田商事の社員は世間話をするふりをして、金(きん)の話にもっていくのです。

    「おじいちゃん、これから老後が心配でしょう。老後のために金がいいですよ。そうだ、うちにいい商品があった」
    そして彼らは、高齢者に純金ファミリー契約証券を勧めました。この商品は豊田商事が証券を発行するものの、その証券の実体は中身のない紙切れでした。彼らは現金と引き換えに純金の現物と交換するのではなく、純金と同じ価値があるとして「純金ファミリー契約証券」を持ってきました。それは証券会社などで発行をする本物の「預かり証」のように顧客財産の分別管理がされていないものです。

    彼らは言います。
    「この証券(紙)は金にいつでも換金できるので大丈夫ですよ」
    「金の実物を持っていると盗まれたりして危ないでしょ」
    「会社の厳重な金庫で預かっているので安心だし、預かり証は再発行もできますから」

    おじいちゃんやおばあちゃんは何の疑いもなく、「そうなんだね」と答えます。

    おじいちゃん、おばあちゃんたちにとって、金の現物を確認することよりも、不要な金を買うことよりも、いつも世話をしてくれる人との情緒的な人間関係の方がすごく大事になってしまっているのです。

    ・この人はよく会いに来てくれるし、良くしてくれる。
    ・この人が言うんだから。

    そしておじいちゃんおばあちゃん達は、論理より情緒が勝っていたためにやられてしまったのです。

    騙されない、投資で失敗しないために必要なこと
    投資で失敗したくなければ、情を入れてはいけません。判断する基準は、情よりもすべて確率や論理です。しかしこのように多くの人たちは、情緒でお金を入れてしまいます。自分が証券マンだった頃もそうでしたが、契約をとるためにはとにかく足繁く通うことでした。何度も何度も、手土産を持って営業に通います。それは当然のことで、いくら大企業の看板があったとしても、そうしなければ相手は投資をしてくれないのです。
    基本的に最後の印鑑をおす時は、情緒で判断しないでください。情緒の代金はあまりにも高く、後で必ず泣くことになります。多くの詐欺集団は、論理よりも99%情緒で攻めてきます。
    人を信じても、投資判断には論理のみで、相手の人柄を考慮してはならないのです。

     

    この記事を書いた人
    投資メディア編集部
    投資メディア編集部

    日本人の投資を真剣に考えるメディア編集部スタッフ(一般社団法人日本社会投資家協会所属)です。
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